ヨクイニン製品を使う前に正しい知識を!

一昔前までは貴重だった漢方薬が、最近では薬局や通販でも手軽に手に入るようになりました。
今や日本人にとって漢方薬とは、病気を治すという目的だけでなく、健康増進や美容目的でも利用する身近な存在です。

 

特に「意苡仁(ヨクイニン)」などは、首イボの改善のために多くの女性が日常的に利用する漢方薬として知られています。

 

クリアポロン

 

しかし、手軽に使えるからといって「絶対に安全」とは言い切れないのが漢方薬の怖いところです。

 

ヨクイニンは比較的副作用の少ない漢方だと言われてはいますが、本人の健康状態や相性によっては副作用が発生する可能性もあります。
化粧品やサプリメントなどでヨクイニンを利用している方は、万が一に備えてヨクイニンの危険性を頭に入れておいたほうがよいでしょう。

 

疑問1.首イボ用のヨクイニン製品の副作用は?

ヨクイニンを日常的に利用している女性に理由を聞けば、おそらく最も多いのは「首イボの改善目的」ではないでしょうか。

 

昔からヨクイニンは「イボの改善に効果がある」と言われており、本場中国でも珍重されてきました。
最近では、首イボの改善に役立つと銘打たれているスキンケア用品の多くにヨクイニンが配合されています。

 

しかし、こうしたイボケア化粧品を利用して副作用が発生する可能性はほとんどありません。

 

そもそもヨクイニンで副作用が発生するケースは、ヨクイニンを直接飲んだ場合に限られると考えられるからです。

 

ヨクイニンの副作用

 

ヨクイニン配合の化粧品は肌に塗って使うのが一般的であり、直接摂取するわけではないので基本的に副作用の心配はいりません。

 

ヨクイニンを大量に肌に塗ればじんましんなどの副作用が発生する可能性も無くはありませんが、市販されているヨクイニン配合の化粧品にはじんましんを起こすほど大量のヨクイニンは入っていません。

 

それでも副作用が心配な方は、実際に使う前に少量だけを肌に塗って反応を確かめる「パッチテスト」を行ってから使用するとよいでしょう。

 

疑問2.アトピー対策にヨクイニンを使ったら副作用は出る?

ヨクイニンはアトピーの治療に用いられることもあります。

 

複数のアトピー患者にヨクイニンを服用させたところ、80%以上の患者に何らかの改善が見られたという話もあるくらいです。
このようなデータからみても、アトピー患者とヨクイニンの相性は非常に良いといえるでしょう。

 

しかし服用するタイプのヨクイニンには、稀に副作用が発生することもあると考えられています。

 

ヨクイニン アトピー

 

症状としては、じんましん・胃もたれ・吐き気・下痢・炎症・お腹の張りなどの可能性が示唆されています。

 

もしもヨクイニンの入った薬やサプリメントなどを服用した際に何らかの異常を感じたら、
すぐに服用を中止して医師に相談したほうがよいでしょう。

 

ただし、服用するタイプのヨクイニンであっても副作用が出ることは稀だと言われています。
用法・用量さえ守っていれば過度に心配することはないでしょう。

 

疑問3.ヨクイニンでアレルギーになることはある?

ヨクイニンでアレルギー反応を起こすケースは非常に稀ですが、その可能性はゼロとはいえません。
特に薬やサプリメントなど、服用するタイプのヨクイニンを利用する場合には注意する必要があるでしょう。

 

そもそもヨクイニンは、イネ科に属するハトムギの種子から取れる成分です。

 

つまりイネ科由来の成分ということになりますので、イネ科の植物でアレルギーを起こした経験のある方は要注意です。
米・小麦・トウモロコシなどにアレルギーを持っている方は、ヨクイニンの使用を控えるのが賢明です。

 

イネ科の植物にアレルギーを持っていない方ならほとんど心配する必要はありません。
本来の用量をはるかに超える量のヨクイニンを摂取し続けない限りは、ヨクイニンだけでアレルギーを起こす可能性は低いといえます。

 

疑問4.妊娠中や授乳中にヨクイニンを使用することは可能?

一般的な医薬品に比べると副作用の危険性が低いヨクイニンですが、妊娠中の使用には注意が必要です。
ヨクイニンを薬やサプリメントで服用することは、妊娠中には好ましくないと考えられているからです。

 

実はヨクイニンには「子宮を収縮させる」という作用があるため、妊娠中にヨクイニンを過剰摂取すると早産に繋がる可能性があります。

 

そこまで強力な子宮収縮作用があるわけではないので多少なら問題ないともいわれていますが、
万が一を考えると妊娠中のヨクイニン摂取は控えたほうがよいでしょう。

 

一方、授乳中に関してはヨクイニンを通常通り摂取しても問題ないと考えられています。

 

「授乳中のヨクイニン摂取は研究が進んでいないため控えるべき」という意見もありますが、授乳中のヨクイニンが悪影響を及ぼしたという報告は見られません。そのため、授乳中の場合は過剰摂取さえ避ければヨクイニンの薬やサプリメントを使用してもよいと言えるでしょう。

 

塗るタイプのヨクイニンなら特に問題なし!

 

妊娠中のヨクイニン服用は避けるべきですが、ヨクイニン配合の化粧品のように「塗るタイプ」のヨクイニンなら妊娠中でも使用して構いません。

 

ヨクイニンが妊婦さんに与える影響はあくまで「服用した場合」の話なので、適量を首などに塗るだけなら問題ないのです。

 

塗るタイプのヨクイニンが浸透するのは皮膚までなので、体内の臓器やお腹の赤ちゃんに作用する心配もありません。
どうしても心配ならお腹まわりへの使用を避け、首やデコルテといった老人性イボができやすい部分への使用に留めておきましょう。

 

疑問5.ヨクイニンは他の薬と併用することができる?

服用するタイプのヨクイニンは、基本的に他の薬と併用しないようにしてください。

 

ヨクイニン 飲み合わせ

 

ヨクイニンと飲み合わせても問題ない医薬品も多々ありますが、薬同士の相性は素人には判断しかねる部分です。

 

ただ、もうすでに飲み合わせてしまったという場合でも慌てることはありません。
しばらく様子を見て、体調に何の変化もないようならそこまで心配しなくても大丈夫です。

 

普段からヨクイニンを飲んでいて、風邪などで一時的に他の薬と飲み合わせることになった場合は医師か薬剤師に相談しましょう。
ヨクイニンを服用していることを伝えれば、飲み合わせても副作用の危険性の少ない薬を処方してもらえることもあるでしょう。

 

疑問6.子供でもヨクイニンを利用できる?

まず、塗るタイプのヨクイニンであれば子供でも利用して大丈夫です。

 

乳児は肌が敏感すぎるので念のため控えるのが賢明ですが、
2〜3歳くらいになればヨクイニン配合の美容クリームなどを使用することが可能です。

 

ただしヨクイニン以外の成分が子供に不向きなケースがあるので、子供に使う場合はヨクイニン以外の成分を確認し、
その製品の使用上の注意を読んで何歳から使用できるかを確認しておくとよいでしょう。

 

次に服用するタイプのヨクイニンですが、こちらは製品ごとの用法・用量に準ずる必要があります。
ヨクイニン配合の薬にも5歳くらいから使えるものをはじめ、成人するまでは使用を控えるべきものもあるからです。

 

そもそもヨクイニンが持つ効果は「肌のターンオーバーを促進すること」ですが、
子供はもともとターンオーバーのサイクルが正常なので無理に服用させる必要はないともいえます。

 

子供に対してもっと安全にヨクイニンの効果を与えたいなら、ハトムギ茶を飲ませるのもよいでしょう。

 

サプリメントに比べれば少量ですが、ハトムギ茶のなかにもヨクイニンは含まれていますので、
子供の必要摂取量を考えると充分な量を与えることができます。

 

小さな子供にとってはこの程度のヨクイニンでも刺激が強い可能性があるので、
一気に飲ませすぎないように量を調整してあげるのもポイントです。

 

疑問7.ハトムギ茶などで副作用が出ることはある?

ヨクイニンの原料はハトムギですので、当然ハトムギ茶にもヨクイニンは含まれています。

 

そのため、ハトムギ茶を大量に飲むことでヨクイニンと同様の副作用が出る可能性は考えられます。
とはいっても、医薬品やサプリメントに含まれているヨクイニンに比べると、ハトムギ茶に含まれているのは微々たる量です。

 

ハトムギ茶に含まれているヨクイニンで副作用を起こすのには、かなり大量に飲む必要があるといえるでしょう。
体との相性もありますが、基本的には「ハトムギ茶で副作用を起こそう」と思って飲みでもしない限りは無理な量なので安心してください。

 

ただし、子供と妊婦さんだけはハトムギ茶の摂取量に注意してください。
小さな子供は、成人よりも少ない量のハトムギ茶で副作用を招く必要があります。

 

また、妊婦さんがハトムギ茶を飲むと子宮収縮作用によって早産の可能性を高めてしまいますので、
妊娠中は念のためにハトムギ茶を控えたほうがよいでしょう。

 

疑問8.輸入品のヨクイニンは本当に安全?

ヨクイニンを配合した製品は、アジア圏を中心に世界各国で製造されています。

 

最近はネット通販の普及により、日本に住んでいても海外製の輸入ヨクイニンを手に入れることができるようになりました。
しかし「海外製のヨクイニンって本当に安全?」と不安に思っている方も多いことでしょう。

 

結論から言えば、海外製のヨクイニン全てが安全だとは言い切れません。

 

ヨクイニンの輸入品は危険

 

私たちの住む日本は口に入れるものに関する安全基準がとても高い国ですが、
輸入されてくる製品全てに日本基準が求められているわけではないからです。

 

海外で製造されたヨクイニン製品のなかには、
日本人がみたら驚くような低い安全基準で製造されたものが混ざっている恐れがあります。

 

そもそも日本でもハトムギは栽培されていますし、国内製造のヨクイニン製品も多く存在します。

 

安全性という観点からみれば、信頼できる基準で製造されたヨクイニン製品がちゃんとあるのに、
わざわざ輸入物に頼る必要性は低いといえるでしょう。

 

それでも海外製の輸入ヨクイニンを試してみたいという方は、
しっかりと成分や製法を確認して、安全性を確認してから使用するように心掛けてください。